女性と仕事に関する実態調査 2023
働く女性がロールモデルにしたい憧れの女性芸能人
ランキング第1位は「天海祐希」さん!第2位は「北川景子」さん、第3位は「ローラ」さん。
「自分らしさ」「仕事と家庭の両立」に憧れがあるが、キャリアアップにおいては「給料」が重視される結果に。
働く10~50代の男女・合計4,335名を対象に<幸せな仕事に関する実態調査>を実施しました。 < 調査結果サマリー >
☑ランキング1位は「天海祐希」 さん。理由には、「自立したカッコいい女性」という声が多かった
今回の調査では、自分らしく仕事とプライベートで両立できている芸能人がランクインした結果となった。その中には、女性とし
ての「美しさ」「綺麗さ」という点も言及されており、6位には今年で90歳となる「草笛光子」さんもランクインしている。女性に
とって、美しさを保ちつつ、プライベートと仕事の両立を図ることは重要なポイントなのかもしれない。
☑全体の52.6%がキャリアップを考えているが、その際に「収入増加」を重要視する方が最も多かった
回答者の女性は、52.6%の方がキャリアップを図っていきたいと答え、その際に重視するポイントとして「収入増加」が25.5%と最も高かった。ロールモデルへの憧れには、「仕事とプライベートの両立」という理由もあったが、実際は収入を安定させたい気持ちが内在すると推測できる。また、仕事上で男女不平等を感じるのが「給料」と答えた方が47.1%も存在した。
☑全体の53.5%が自社の女性に対するサポートが「充実していない」と回答
自社の女性に対するサポートが「充実していない」と回答した理由として、「女性特有の健康サポート」の不足を感じている方が
37.8%と最も多く占めた。また、「充実している」と回答した方の理由としては、本項目が19.1%と最も低い結果に。女性社員の満足度向上に繋がる可能性があるため、「女性特有の健康サポート」の整備が求められる。
< 調査概要 > [調査方法]インターネット調査 [調査時期]2023年2月24日~2月27日 [調査機関]Grillリサーチ①働く女性がロールモデルにしたい憧れの女性芸能人ランキング
☑2位は「北川景子」さん、3位は「ローラ」さん。「仕事とプライベートの両立」への言及が多い傾向に
②女性の仕事におけるキャリアアップについて
☑仕事上で男女不平等を感じるのは 「給料」と答えた方が 47.1%と最も多かった
③女性に対する会社のサポートについて
☑その理由として、「女性特有の健康サポートが充実していない」が37.8%と最も多かった
[調査対象]働く10代から50代の男女 計4,578名
①働く女性がロールモデルにしたい憧れの女性芸能人ランキング
☑ランキング1位は「天海祐希」 さん。理由には、「自立したカッコいい女性」という声が多かった
☑2位は「北川景子」さん、3位は「ローラ」さん。「仕事とプライベートの両立」への言及が多い傾向に
働く女性がロールモデルにしたい憧れの女性芸能人を調査したところ、女優やモデルを中心に幅広い年齢層の女性芸能人が回答された結果となった。
1位には現在もドラマ出演や映画等で活躍している「天海祐希」さん、2位には女優で1児のママでもある「北川景子」さん、3位には現在ロサンゼルスを拠点に活動しているモデルの「ローラ」さんがランクイン。
さらに、「働く女性がロールモデルにしたい憧れの女性芸能人」を選んだ理由を確認したところ、1位の「天海祐希」さんには自立したカッコよさの回答が圧倒的に多く、2位の「北川景子」さんには<夫婦円満><女性としての美しさ><仕事と家庭の両立>、3位の「ローラ」さんには自分のスタイルを貫いているを挙げる声が多かった。女性にとって、自分の芯・スタイルを持って仕事とプライベート家庭の両立を図ることは、憧れと掲げられているポイントなのかもしれない。
1位 天海祐希さん | ・かっこいい。人を引っ張って行く力があると思う。(48歳 女性) ・自立したかっこいい女性だと思うから。(41歳 女性) ・かっこいいところ、仕事内容に妥協が見えないところ。(34歳 女性) |
2位 北川景子さん | ・円満夫婦でありながら、キャリアと年齢を美しく重ねている。(48歳女性) ・美人仕事と家庭の両立理解のある夫。(48歳女性) |
3位 ローラさん | ・自分のスタイルを貫いているところ。(33歳女性) ・自分のやりたいことに挑戦している。(39歳女性) |
また、4位には女優の「米倉涼子」さん、5位にはバラエティで大活躍中の「アンミカ」さん、6位には今年で90歳となる「草笛光子」さんもランクインしている。特に、「アンミカ」さん、「草笛光子」さんのお二方は、美しさを保ち続けているだけでなく、イキイキとした「生き方」に憧れを持たれているということが回答者の選んだ理由から分かる。
5位 アンミカさん | ・自分をしっかり持っていてイキイキしている。(47歳女性) ・公私にわたって充実していそうだから。(65歳女性) |
6位 草笛光子さん | ・いつまでも若々しく健康で現役。(56歳女性) ・年齢関係なく生き方が素敵。(38歳女性) |
②女性の仕事におけるキャリアアップについて
☑全体の52.6%がキャリアップを考えているが、その際に「収入増加」を重要視する方が最も多かった
☑仕事上で男女不平等を感じるのは 「給料」と答えた方が 47.1%と最も多かった
現代の働く女性は、調査対象全体の52.6%の方がキャリアップを図っていきたいと答え、その際に重要視するポイントとして「収入増加」が25.5%と回答項目の中で最も高かった。また、仕事上で男女不平等を感じる点を尋ねたところ、「給料」と答えた方が47.1%と最も多かった結果となった。
さらに、社会で今後女性が活躍していくにあたっては、「充実した給料の改善が必要」と49の方が回答しており、働く女性は「キャリアアップ」にあたって、「収入・給料」が非常に重要な項目であることが判明した。女性にとって、自分の芯・スタイルを持って仕事とプライベート家庭の両立を図ることは「憧れ」と掲げられているが、実際は「収入・給料」を安定させたいという気持ちが大きく内在すると推測できる。
尚、仕事において男女の不平等を感じる理由には、「給料」の次に「昇進・昇格」が43.3%、「評価」が35.7%、「仕事の内容・機会」が33と続いた。「その他」の回答には、「取りづらい産休・育休」「不十分な休暇制度」と回答があり、「女性特有の理由で休暇を取得する場合があることを理解してほしい」という声もあった。
仕事で 「男女不平等」を感じる項目(複数回答可) | 社会で今後女性が活躍していくにあたって 改善してほしい項目(複数回答可) | |
---|---|---|
1位 | 給料(47.1%) | 充実した給料(49.5%) |
2位 | 昇進・昇格(43.3%) | 出産・育児のサポート環境(47.5%) |
3位 | 評価(35.7%) | 長期にわたり働きやすい労働環境(46.9%) |
4位 | 仕事の内容・機会(33.9%) | 労働時間時間の短縮化(44.7%) |
調査結果から、全体の70.0%が「女性の活躍の場が広がっている」と感じていることから、今後より社会や会社での待遇や対応が改善され、男女不平等の格差がさらに減っていくことを期待したい。
③女性に対する会社のサポートについて
☑全体の53.5%が自社の女性に対するサポートが「充実していない」と回答
☑その理由として、「女性特有の健康サポートが充実していない」が37.8%と最も多かった
今後より女性がキャリアアップを図りやすく、活躍できる社会を目指していくために、自身が就業する会社の「女性に対するサポート」に関して尋ねてみた。全体の46.5%が自社の「女性に対するサポート」が「充実している」と回答、「充実していない」と回答したのは残りの53.5%と、およそ半々に分かれた結果となった。
自社の「女性に対するサポート」が「充実している」と回答した方の理由は、子育てと仕事が両立できる職場環境である(時短勤務・半休制度、子供の突然の怪我病気に対してもサポートしてもらえる、託児所がある、出産や子育てに対する会社からの支援金制度がある、など)が42%と最も高く、女性特有の健康サポートが充実している(生理休暇が取りやすい、化粧室などにセルフアイテムが充実している、福利厚生など)が19.1%と項目内では最も低かった。
また、「充実していない」と回答した残りの53.5%の回答理由としては、「女性特有の健康サポートが充実していないから」が37.8%と最も高く、続いて「子育てと仕事が両立できる職場環境でないから」が31.7%という結果に。
自身が就業する会社のサポートが 「充実している」理由 (複数回答可) | 自身が就業する会社のサポートが 「充実していない」理由 (複数回答可) | |
---|---|---|
1位 | 子育てと仕事が両立できる職場環境(42.0%) | 女性特有の健康サポートが充実していない(37.8%) |
2位 | 妊活休暇・育児休暇がとりやすい(38.9%) | 子育てと仕事が両立できる職場環境(31.7%) |
3位 | メンタルヘルスのサポート(21.1%) | メンタルヘルスのサポート(24.5%) |
4位 | 女性特有の健康サポートが充実(19.1%) | 妊活休暇・育児休暇がとりやすい(22.3%) |
特に「女性特有の健康サポート」の充実が低いと考えられる結果になったが、生理休暇・化粧室のセルフアイテムの充実等、企業でも取り組める且つ女性社員の満足度向上に繋がる取組課題は多くあるため、「女性特有の健康サポート」の改善を企業で推進・実施していけると好ましい。
本調査結果や分析をご掲載の際は 『株式会社オープンアップグループ調べ』 と明記ください。